シュリンクス

Syrinx

アンニュイな表情を見せる芯の強いバラ。

【花】
モーブピンク、丸弁咲きから波状弁咲き、中輪房咲きの花。パウダーにティの微香。落ち着いた花は、どことなく寂しげ、アンニュイな雰囲気をまとった魅力的な女性のよう。しっかりとした花弁で花もちがとても良い。切りバラにも向く。

【栽培】
四季咲き性。樹勢が強く、耐病性も強いシュラブ樹形のバラ。うどんこ病は普通だが、黒星病にはとても強い。春先などの低温期に肥料をやりすぎると、うどんこ病が出やすくなるので、肥料はやや少なめに。下葉を落とす時もあるが、無農薬栽培でも良く育つ。1か月に一度の薬剤散布(殺菌剤)を行えば一年間美しい葉を維持できる。花つきが良い。まとまりの良いシュラブ樹形でそれほど場所はとらずに植えられる。冬剪定等深めに切れば背の高い大柄の木立として育てられ、切らずに誘引し構造物にとめればつるバラとして育てられる。段差剪定タイプの剪定・誘引がつるバラとしてより良く咲かせるコツ。木立として育てるのなら、ガーデン後方に。鉢植えにも向く。

【名前の由来】
名前はギリシャ神話の美しいニンフから。牧神パンから身を守るため、川のニンフに祈って葦に姿を変えたとされる。このバラの交配親はダフネ。花以外の性質はダフネに準じるか、より洗練されグレードアップしている。
品種名 シュリンクス
Name Syrinx
ブランド ロサオリエンティス プログレッシオ
系統 S シュラブローズ 作出年 2020年
出生地 日本 作出者 木村卓功
交配 不明もしくは未発表

タイプ タイプ1 開花性 四季咲き

花色 紫系 モーブ 花の特性
花形 ソフトエレガント系 丸弁八重咲き 花茎 中輪
芳香 微香 香質 パウダーにティ

樹形 シュラブ樹形 普通タイプ 樹高・伸長 150~200cm

樹勢 強い うどんこ病 普通
黒星病 とても強い 耐陰性 普通
耐寒性 強い 耐暑性 とても強い

特性 特  性:おすすめ初心者向きタイプ1以上花持ちが良い
栽培適正:鉢植え向き地植え向きアーチ向きオベリスク・トレリス向きポール向き高フェンス向き

※育てる環境や個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。