サマルカンド

Samarqand

【花】
藤色、波状弁咲き、中輪房咲きの花。花形はゆるやかな波状弁咲き~丸弁八重咲き。ひと花ひと花で魅せるバラではなく、軽やかな花を株いっぱいに咲かせて、群生の美として見せるバラ。真夏はやや渋いピンク色がかるが、基本的に花色は一年を通じて藤色で安定している。成木となってからの、秋の花数がとても多い。ティの中香。切り花にも向く。

【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強い、横張り木立樹形のバラ。うどんこ病には普通だが、黒星病に強い。春先などの低温期に肥料をやりすぎると、うどんこ病が出やすくなるので、肥料はやや少なめに。年に5回の剪定後ごとの薬剤散布(殺菌剤)を行えば一年間美しい葉を維持できる。タイミングは冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた花後剪定後の5回。剪定後は株が小さくなるので散布の仕事量の低減やコスト削減になる。また薬剤散布を一切行わなくても、環境の良い場所では、ほとんど病気にならずに生育する。もしくは多少葉を落としてもすぐに新芽を伸ばし、枝葉を吹きなおす。鉢植えにも向く。

【名前の由来】
名前は青の都とよばれる、シルクロードのオアシス都市から。青いタイルで覆われた美しい建造物が並ぶさまを、一年を通じて藤色の花を数多く咲かせ続けるこのばらに見て。
品種名 サマルカンド
Name Samarqand
ブランド ロサオリエンティス プログレッシオ
系統 F フロリバンダローズ 作出年 2022年
出生地 日本 作出者 木村卓功
交配 不明もしくは未発表

タイプ タイプ1 開花性 四季咲き

花色 藤色系 藤色 花の特性
花形 ヘブンリー系 波状弁咲き 花茎 中輪
芳香 微香 香質 ティ

樹形 木立樹形 横張タイプ 樹高・伸長 90~120cm

樹勢 普通 うどんこ病 普通
黒星病 強い 耐陰性 弱い
耐寒性 普通 耐暑性 強い

特性 特  性:おすすめ初心者向きタイプ1以上花持ちが良い
栽培適正:鉢植え向き地植え向き

※育てる環境や個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。