ペネロペイア

Pēnelopeia

ピンクをベースにクリーム、アプリコット、黄色が混ざりあう花色、弁先が尖る波状弁咲き、中輪房咲きの花。ダマスクとティにスパイスの強香。繊細な花弁に温かみある色彩が混ざりあい、美と包容力を具現化したかのような花は、ただこのバラが植わっているだけで辺り一面の空気感、雰囲気を変えてしまう。なにげない日常が天国へと変わる。四季咲き性だが、植え付けて1~2年、株が大人になるまでは秋の花数はやや少なめ。樹勢が強く、耐病性も強い、シュラブ樹形のバラ。冬剪定でフロリバンダのように剪定すれば、春から夏までは木立に咲く。秋以降は花枝を伸ばすが、上へと直立ぎみに伸びるので周りの邪魔にならない。トゲが少なく、低温期の赤みを帯びた枝も美しい。伸びた枝を冬に誘引すればつるバラにもできる。特に地植えなら無農薬でも育ち続ける樹勢の強さと枝の強靭さがあるが、葉も美しく保ちたい場合は2週間に一度の薬剤散布が効果的。細枝にも咲くので株元から花をつけやすい。ガーデンでの混植に向く。名前はギリシャ神話、オデュッセウスの帰国を辛抱強く待ち続けた妻の名前から。
品種名 ペネロペイア
Name Pēnelopeia
ブランド ロサオリエンティス
系統 S シュラブローズ 作出年 2018年
出生地 日本 作出者 木村卓功
交配 未発表

タイプ タイプ2 開花性 繰り返し咲き

花色 ピンク系 ピンク+アプリコットピンク 花の特性 複色
花形 ヘブンリー系 宝珠弁咲き 花茎 中輪
芳香 中香 香質 ダマスク

樹形 シュラブ樹形 普通タイプ 樹高・伸長 150~200cm

樹勢 樹勢は普通 うどんこ病 うどんこ病に強い
黒星病 黒星病は普通 耐陰性 耐陰性は普通
耐寒性 普通 耐暑性 強い

特性 鉢植え向き 地植え向き アーチ向き オベリスク・トレリス向き ポール向き 高フェンス向き

※育てる環境や個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。