やわらかな黄色の花色に、整ったロマンチックなロゼット咲き。繊細な花弁が美しく重なり合い、優雅な佇まいを見せる。良質な香りを持ち、その芳香にはどこか夏の風を感じさせるような爽やかさがある。太陽の光を浴びながら、軽やかに咲き誇る姿が魅力的なバラ。

【花】
黄色、ロゼット咲き、小中輪房咲きの花。ティにフルーツの中香。花もちが良い。切りバラにも向く。

【栽培】
四季咲き性。樹勢が強く、耐病性も強い木立樹形のバラ。うどんこ病に強く、黒星病にも強い。地植え・鉢植えのどちらにも適している。夏剪定は普通のタイミングで（関東以西の暖地の場合９月半ば）。樹高はコンパクトなので、お庭で植えるなら前方から半ばに。トゲの量は標準的。シュート更新は不要。

タイプ1
無農薬でも育つ、とても丈夫なバラ。バラの生育期間（3月～11月）に、月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持しやすい。たとえ葉を落としたとしても、何事もなかったかのように枝葉を伸ばし、力強く成長し続ける

【命名由来】
「レテ（L'été）」は、フランス語で「夏」を意味する言葉に由来する。やわらかな黄色の花色と、どこか夏の風を思わせる爽やかな香りが、この名にふさわしい。陽射しの中で軽やかに咲き誇るその姿に、夏の輝きを重ねて名付けた。