プランタジネット

プランタジネット

Plantagenet

艶やかな深赤の花が、まるで深紅の絨毯を敷き詰めたように、房を揃えて咲き誇る。高貴さと品位を漂わせるその姿。花付きが非常に良く、短めの花枝にこんもりと花を咲かせる。花もちが良く、散るのも遅いため、庭を鮮やかな赤で染め続けるバラ。

【花】
深い赤、おおらかなロゼット咲きから丸弁八重咲き、小中輪房咲きの花。ティの微香。細めの枝も、房咲きになりやすい。夏場の花も観賞価値がある。

【栽培】
四季咲き性。樹勢は普通、耐病性が強い木立樹形のバラ。フロリバンダとして育てると良い。 うどんこ病にも黒星病にも強い。地植え、鉢植えにともに向く。鉢植えでも花数は多い。樹高はやや低めなので、お庭で植えるなら前方から半ばに。コンパクトな樹形なので狭い場所にも植えられる。トゲは普通。シュート更新はいらない。

タイプ0
無農薬でも、株の上部にはほとんど病気が発生しない、優れた耐病性を持つバラ。庭木や草花と同じように、害虫が発生した際にのみ殺虫剤を散布するか、捕殺するだけで育てられる。剪定のたびに殺菌剤を散布すれば、一年を通して美しい葉を維持しやすい。散布のタイミングは、冬剪定後の芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた後の剪定後の計5回。剪定後は株が小さくなるため、作業量やコストの負担を軽減できる。細かなことを気にしなければ無農薬で十分に育てられる、これまでのバラの常識を超えた品種。

【命名由来】
「プランタジネット(Plantagenet)」は、リチャード1世(獅子心王)の家系である王朝名に由来する。深紅の花が房を揃えて咲くその姿は、誇り高き王家の象徴のように気高く、美しく咲き続けることから、この名を授けた。
品種名 プランタジネット
Name Plantagenet
ブランド ロサオリエンティス プログレッシオ
系統 F フロリバンダローズ 作出年 2023年
出生地 日本 作出者 木村卓功
交配 不明もしくは未発表

タイプ タイプ0 開花性 四季咲き

花色 赤系 赤 花の特性
花形 ソフトエレガント系 丸弁八重咲き 花茎 小中輪
芳香 微香 香質 ティ

樹形 木立樹形 普通タイプ 樹高・伸長 60~90cm

樹勢 普通 うどんこ病 強い
黒星病 強い 耐陰性 弱い
耐寒性 普通 耐暑性 とても強い

特性 おすすめ 初心者向き タイプ1以上 花持ちが良い
鉢植え向き 地植え向き

※育てる環境や個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。