遥か20万年前、中海に小さな火山島が誕生しました。豊かな土壌を与えられたこの島は、やがて高麗人参と牡丹の産地として広く知られるようになります。高麗人参の栽培は、江戸中期の宝暦年間(1751〜64)、松江藩の財政を補うために始められました。当時の高麗人参はまさに高嶺の花。この貴重なお宝を盗まれまいと、所在隠しのために人参島から大根島に呼び名を変えたことが、島名の由来であると伝わります。

県の花にも指定されている大根島の牡丹は約300年の歴史があり、現在国内外に輸出されております。大根島の牡丹の歴史は、約300年前、全隆寺住職が遠州(静岡県)の秋葉山へ修業に訪れた際、薬用として持ち帰り、境内に植えたのが、最初と伝えられています。 その後、しだいに島内の農家に普及し、研究が重ねられて新しい品種が作られるようになりました。昭和30年頃、芍薬の苗に牡丹の芽を継ぐという新しい技術が開発されたのをきっかけに、農家の主婦らが全国へ牡丹の行商に出るようになり、やがて海外への輸出も始まり大根島の牡丹は世界に知られるようになりました。 いまでは町の基幹作物となり、年間180万本が生産され、国内や海外に輸出されています。毎年、4月末から5月中旬まで、色とりどりの大輪の花を咲かせ、島全体が匂いたつ花の島となります。その優雅な姿を一目見ようと、多くの観光客が大根島を訪れ、にぎわいます。牡丹の品種も、いまや200種類以上にもなり、名実共に全国一の産地に発展しました。

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〜花々の庭園〜
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